リップル(XRP)には、なぜ金融機関が群がるのか?暗号資産リップルの概念・特徴、急騰の背景

暗号通貨

リップルが急騰しています。
暗号資産への投機に興味のある方には、魅力的な値動きとなっています。
ただ、リップルも含めて暗号資産への投資は不安という人も、まだまだ多いようです。

筆者も最近調べたばかりですが、投機対象としてはかなり魅力的と感じました。
一体、リップルって何のなのか?特徴は?急騰の背景は?などについて、
ご説明します。最後には、リップルへの購入(投機)の仕方もご紹介すますので、
是非、最後までお読みください。

1.リップルのあらまし

●リップルは国際送金に革命を起こす事を目指しているブロックチェーンを導入した決済システム

●国際送金を「高速かつ低コスト」で行うために開発され、電子決済システムに特化したプラットフォーム。
その速さは、ビットコインの決済時間は10分に対し、リップルは3~4秒で決済可能です。
だから、提携企業が急速に増加しています。

●(暗号資産と呼ぶか議論も一部でありますが、)分散型台帳技術を利用してXRPという暗号資産を発行。暗号資産の時価総額ランキングでは、3位となっています。(ランキングは日々変動します。*時価総額ランキング☞ ここをクリックで確認できます。 )

●一般にブロックチェーン技術は非中央集権的な運営とされている中で、リップル社による運営・管理で「非中葉集権的でない事」も特徴。

●基本的に企業間取引・国際取引の円滑化を目的にしており、個人間の決済を主に目的としたビットコインとは対照的である点も特色。

●異なる通貨同士の架け橋となることから、「ブリッジ通貨」としての機能も期待されています。

●発行上限は1,000億枚

リップルの魅力に関するデータ

上記のあらましに記載したことをデータで補足することで、リップルの特性と魅力を深堀説明します。

(1)発行枚数

リップルの総発行枚数は1,000億XRPです。すでに全枚数が発行済で、これ以上増えることはありません。
これに関連して、リップルはマイニングが行われません。それは、発行上限となる1,000億XRPがすでに発行されており、リップルネットワークと呼ばれるリップルを利用するため専用プラットフォームで、国際的な送金取引基盤が既に構築されているからです。

さらにリップルネットワークに接続される際に、取引手数料として僅かなリップルを消費します。そのためリップルは少しずつ枚数が減っているとも言われています。
こうしたことから、リップルの需給は需要優位と考えられ、価値の上昇が期待されます。

(2)リップルの機能的なメリット

リップルは直接的な取引がない2通貨間のブリッジ通貨として機能し、高い手数料や銀行口座を必要としません。(銀行口座を必要としないことも低コストになります。)
また、送金スピードが素晴らしく、他の送金システムを圧倒しています。
この点について、現在の国際送金におけるシェア1位のSWIFT(国際銀行間金融通信協会)でコルレス銀行を経由して送金と比較すると、リップルの優位性は際立っています。

決済時間(送金所要時間) 手数料(送金コスト)
リップル 3~4秒 0.05円(*2)
SWIFT 3日~5日(*1) 3,000円~7,000円(*2)
(*1)国によって異なる。また金融機関休日を含まない
(*2)送金金融機関、受取金融機関の手数料は含まない

(3)リップルの将来性

上記のスピードと低コストを評価して、世界中から注目が集まっており、リップルとの提携企業・金融機関は既に200社を超えています。
日本の有名企業も含まれており、三菱UFJ銀行・SBIホールディングス・みずほフィナンシャルグループ・りそな銀行・野村信託銀行・イオン銀行・セブン銀行・・・50近くの銀行が提携済みと言われます。
もちろん海外の銀行も提携しており、タイ銀行・イングランド銀行・シンガポール金融管理局などが提携済み。今後もリップルは世界中の大企業や金融機関から注目されるでしょう。

リップルに関する心配ごとは?

投資には、リスクがつきものであり、リップルに関しても当然に懸念される事項はあります。
それを網羅することはできませんが、ネット上で確認されるものをご紹介します。

(1) 需給に関する懸念:リップル社の保有率が高い

リップル社は、発行済みXRPの半数以上を保有しているとされます。
リップル社が価格コントロールできる立場にあり、「売り圧力」と考える向きもあるようです。こうした現象は、企業株式においても起きており、リスクと認識されることも当然であります。(一方で、今後、新たにXRPが発行されることはないので、価値の希薄化の心配はありません。)

(2) 裁判の行方

2020年にSECがリップル社へ訴訟を起こしました。
SEC側の主張は、
「リップルが①資金の出資、②共同事業、③収益の期待、④収益獲得がもっぱら他者の努力によること、以上の4点から証券法の規制を受けるべき証券の一つである『投資契約』に該当する」
と主張しています。

この主張が認められた場合、株式と同様の様々な規制がかかる可能性があり、現状の暗号資産としての売買ができなくなれば、いろんな意味でめんどうなことになる、というリスクです。
他のサイトにも懸念事項として記載あり、ここでも紹介しましたが・・・

この裁判は直近で「証券」ではない、との判決がでたもようです。7月19日にホームページで公表されています。☞リップル社とSECの裁判の判決(リップル社リリース)

つまり、この「裁判の行方」はリスクとされてきましたが、直近で解消しましたので、リスクではなくなりました。
他のサイトではリスクと紹介していて、まだ判決まで時間がかかる・・・との記載もありましたが、
解決済みです。

(3) 競合の存在

国際送金システムで、スピードや低コストを実現するプロジェクトは、リップルだけではなく、競合が存在します。
例えば、「WISE」の送金システムも、上記で紹介したSWIFTを凌ぐスピードと低コストを実現しています。
(ただ、リップルの優位性を揺るがすものではありません。)

(4) その他、暗号資産全般にかかわるリスク

リップルの将来性がいかに素晴らしく見えても、暗号資産全般に関するリスクはリップルにもあります。
ビットコインなどの主要な暗号資産の価格動向が、リップルの価格に影響を及ぼすことがあります。
暗号資産市場は、国ごとの法律や規制に影響を受けることがあります。特定の国でリップルが規制の変更や認識の向上によって好影響を受けると、それが価格上昇につながることがあれば、その逆で下落につながることもあり得ます。

リップルの直近の値動き

7月13日 65.57円 ⇒ 7月20日116.37円
実に、77.4%の急騰。
上記の裁判の判決が影響しているかもしれません。(あくまで筆者の私見です。)
*参考:リップルの最新チャート☞リップルの最新チャート

リップルを購入するなら

筆者は、上記のもろもろを勘案し、コインチェックで買いました。
コインチェックを選んだ理由は、大手であり安心できし、手数料等も他社比で安いこと、また少額の積み立てプランなどの選択もできるためです。

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