日本人が保有する暗号資産ベスト3、リップル・XRPがビットコインに迫る?

個人ごとの保有額を正確にランク付けしたリストは、当然ながら存在しません。ただし、暗号資産の種類や市場全体の動向、日本の投資家による保有傾向については、いくつかの調査や報道から推測される情報があります。以下に、暗号資産の種類ごとの保有額や普及状況に基づく概況をまとめてみます。

1. 暗号資産の種類別保有額ランキング(推定)

暗号資産の取引高や人気に基づく、日本国内での保有額ランキング(金額ベース)は以下のような傾向があります。
なお、個人保有額の具体的なデータはなく、取引所や市場データからの推測です。

1位: ビットコイン (BTC)

ビットコインは日本で最も広く認知され、取引されている暗号資産です。2025年2月時点の現物取引高は1兆9176億2200万円に達しており、多くの投資家が保有していると推定されます。
日本企業のビットコイン&暗号資産保有ランキング|2025年版
日本国内の取引所(例: bitFlyer, Coincheck, bitbank)での取引量が大きく、個人投資家だけでなく企業保有も増加中です。

2位: リップル (XRP)

一部のX投稿によると、XRPの日本国内保有額が989億円でBTCを上回ったとの主張がありますが、これは公式データで裏付けられていないようです。
XRPは送金用途での実需が高く、特に日本とアジア圏での人気があるため、個人投資家の保有額も多い可能性があります。

3位: イーサリアム (ETH)

– イーサリアムはスマートコントラクトやNFT関連の需要から、日本でも一定の保有者がいます。取引所での取扱銘柄数ランキングで上位に含まれることが多く、投資家の関心が高いです。

その他: アルトコイン(例: BNB, ADA, SOLなど)

ビットトレードやDMMビットコインなどの取引所では、多様なアルトコインが取り扱われており、特定のコインに投資する個人も増えています。ただし、BTCやETHに比べると保有額は小さい傾向です。

2. 日本人の暗号資産保有率と傾向

保有率

日本の暗号資産保有率は約4~9.1%で、人口換算で約500~620万人が保有していると推定されます。(日本国内で仮想通貨をやっている人の割合は約4%)(仮想通貨の「保有経験あり」は9.1%、高年収者ほど割合が高い傾向に)
2022年の調査では、20~69歳の男女のうち9.1%が「現在または過去に暗号資産を保有した経験がある」と回答。

投資家の特徴

投資信託保有者(約1157万人)に比べ、暗号資産保有者はまだ少数ですが、2024年の新NISA開始やビットコインの史上最高値更新(2024年3月)により、投資家層が拡大中です。
若年層(20~30代)や男性の保有率が比較的高い。

3. 企業による暗号資産保有

個人だけでなく、日本企業による暗号資産保有も増加しています。2025年4月時点で、40社以上の上場企業がビットコインを含む暗号資産を保有していると推定され、特にデジタルサービスやゲーム開発企業が積極的です。
例: メタプラネットやセレスなどの企業がビットコインを資産として保有。 企業保有の拡大は、個人投資家の信頼感向上にも繋がっている可能性があります。

4. データ制約と注意点

・個人保有額のランキングは存在しない: 個人ごとの保有額はプライバシー保護のため公開されておらず、具体的なランキングを作成することはできません。
・X投稿の信憑性 :XRPがBTCを上回ったとの投稿は、公式統計で確認できないため、信頼性に欠けます。市場データやJVCEA(日本暗号資産取引業協会)の統計では、BTCが依然として支配的です。
・市場データの限界: 取引高や保有率のデータは、取引所利用者に偏るため、全体の保有額を正確に反映しない場合があります。

5. まとめ

日本人の暗号資産保有額ランキングは、個人レベルのデータ不足により明確な順位付けはできませんが、市場データや取引高から推測するなら、
ビットコイン (BTC)が最も多く保有されており、次いでリップル (XRP)やイーサリアム (ETH)が続くと考えられます。
保有率は約4~9%で、500~620万人が暗号資産を保有していると推定されます。
今後の市場動向や調査で、より詳細なデータが公開される可能性があります。

*情報ソース
日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の取引高データ
Coincheck、bitbank、BeInCryptoなどの市場分析

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